国東半島
2003 11 18



もともとここにあった寺院等の規模は東の鎌倉、西の京都・奈良に匹敵するほどで、
平安末期に隆盛を極めた国東六郷山も16世紀の大友宗麟の時代に衰退していきました。
この地方の守護大名であった大友宗麟は、キリストの洗礼を受け、熱心なキリスト信者になり
調子に乗って地元の寺々を焼き打ちにしました。




両子寺(ふたごでら)
養老2年(718年)に仁聞菩薩が開き六郷満山の総持院として栄えた古刹。
ここの山門に並ぶ仁王像は国東半島最大級。


両子寺奥の院



こちらは川の中州にある川中不動



熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)
上は高さ8mの不動明王像、下は高さ6.7mの大日如来像
制作年は奈良時代とも鎌倉時代とも云われ不明






小武寺の仁王像



富貴寺(ふきじ)
境内の富貴寺大堂は平安末期の12世紀後半に創建された阿弥陀堂形式の建築で、
九州最古の木造建築です。国宝となっており、京都の平等院の鳳凰堂、岩手の中尊寺の
金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂に数えられている、とても貴重な建造物です。

この後竹田町に向かうため、早々に国東を離れましたが
まだまだ見所も多く、時間を取ってまた来たいと思います。