ととろ
2003 9 19
大分県南海部郡宇目町大字南田原轟(トトロ)
とてもなんか懐かしい、なんも無い所なのだが気に入ってしまう。日本人なんだな。
今から40年も前のこと、山奥から街の学校に通う子供たちにとってバスは
欠かせないものでした。しかし、この地区は上下のバス停の中間に位置しているため
バスは止まってくれませんでした。子供たちの為に「ここにバス停があったらな」
との思いで、バス会社にかけあい、自分たちでバス停を作ってしまいました。
狭い道路の側、川に丸太を通して作られたバス停に、子供たちは大喜び。
狭いバス停ながら子供達には大切な宝物。子供達を見守る、優しい地域です。
その後、ここと同じ名前のアニメが大ヒット。何時しか子供達は「ととろのバス停に
本当のトトロが来てくれたらいいのになぁ」と思ってました。
そんなある日、バス停の壁面に「トトロ」の絵が貼られました。
子供達の純粋な夢にこたえ、お母さんが描いたものでした。
それがやがて、新聞や雑誌、テレビで紹介されるや、一躍有名になっていきました。
そしてある日、突然猫バスがやって来ました。
だれが作ったかのか、だれが運んだのか、大きな猫バスが描かれた看板が出現。
地域の人達に愛されています。(これは二代目)
ととろの森
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